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知ったフリしろ「MOTO文化辞典」アールって日本だけ?

パークはもちろん、ストリートで乗っていても「アール」というワードをよく耳にします。曲線を描いている物体を見つけては「アールだ!」と言ってみたり。ちなみにこれはBMXライダーに限らずスケーターでも同じらしい。

そもそもアールってなんだって話なんですけど、ジャンプランプやクウォーターランプで言いますと、曲線を描いてる箇所を差します。

ストリートでも曲線を描いている物体をアールと呼んでいます。大きさに関わらず、歪な形でも曲線を描いているものはアールスポットとして認定されます。

じゃあこれも曲線を描いているからアールなの?となるかもしれませんが、こちらはカーブウォールスポットと呼ばれています。(なんか複雑になってきた)

つまり、曲線を描いている(Rになってる)物体でもその使用目的によって呼び方は変わってくるようです。ジャンプしたりエアターンすることを目的とし、曲線を描いている物体に対しては「アール」あるいは「アールスポット」となるわけです。※カーブウォールの場合は、曲面が横方向のためウォールライドを目的とする

そしてその語源は、工業用語として曲線はRで表記しますし、数学でも半径を表すから親しみがあったのでしょう。

そして重要なのは、ここで言う「アール」と言う言葉は、海外では全く通じないということ。英語圏では、Quarter pipe(クウォーターパイプ)になります。パークではクウォーターと言うワードに親みはあると思いますが、ストリートのアールスポットも全てクウォーターパイプになります。Rの大小や形にかかわらずです。

その名の通り、パイプ(円)を4等分した形ということです。

簡単に説明するつもりが、いろんな疑問が出てきてしまい長くなってしまいました。先日から沢山のご質問が来ておりますので、順次お答えしていきます。