ペグです。ペギーです。
急に始まったトレンドの軌跡を追うこのブログ。今回はパート2となります。
さて、前回は文末に「次回は2008年から」とか言っていましたが、一回2005年まで戻ります;)
とんでもないビデオを忘れていたからです。ここが分岐点の始まり？
そう。2005年に登場したLOTEKのMIX TAPEです。神ビデオ。しかも東ではなく、西海岸。MIX TAPEですがDVDです。
LOTEKは東海岸出身のRich Hirschが作ったBMXのシューズメーカー。今では考えられないかもしれませんがBMXシューズブランドがあったんです。（もう一つのBMXシューズブランド「Orchid」の話はまた今度…）。Rich Hirschは今のPrimo、Strangerの社長ですね。(Primoは元々は違う社長で、車椅子のタイヤメーカーでもあります。豆知識。)
LOTEKはプロモデルのシューズがいくつもあって、デザインも機能性もBMX仕様。もう即買いでしたね。所属ライダーは東海岸勢、西海岸勢、南も北も、当時の最前線ライダーが勢揃い。流行らないわけがない。フラットランドのライダーまでいて、逆にそれがお洒落！とにかくイケてるシューズブランドでした。
このビデオがいきなり登場して始まったLOTEK。当時は高校生でしたが、その衝撃は今でも覚えています。
最初のパートのEddie Clevelandで全世界が揺れます。震えます。元FITのプロライダーです。まさかのピチパン、ノーペグ。そして、曲も今まであった主流のロックやヒップホップとかではなくCurtis Mayfield、まさかのソウルミュージック。クリップも太陽サンサンの昼間！東海岸勢もいながらANIMALとは真逆？の世界観がとにかく新鮮で、お洒落で、大人っぽく、影響されやすい高校生の私を虜にします。あのCULTのChase Dehartもピチパンで一本ブレーキのセッティングですよ。
MBスタッフの谷が以前書いたブログ「Ian Schwartzの衝撃」のペグレスゴッドも、このビデオで世に認識され始めたと思います。彼もまた今までにないテイストのスタイルを確立させたレジェンドの一人。
しかし、2005年以降もANIMALの勢いはとまらず、トレンドは東海岸にあった気がします。
ただこのビデオが西海岸のニュースクールスタイルを提示し、東と西のスタイルが分岐するキッカケになったのかなと個人的に感じます。
そして、いよいよ2009年、次のトレンドへと移り変わります。
次回、パート3！（これパートいくつまで続くんだろう…）
