秋の交通安全運動から紐解く都市とスタイルの関係性 [下巻]

続きです。[上巻]はコチラから 秋の交通安全運動真っ只中、みなさん、如何お過ごしでしょうか。 さて、いよいよ本題。前回ふざけながらも真面目に紹介した対策、そんな逃げてるようなスタイルはダサいって?それより堂々と酒飲んで騒ぎながらタバコ吸って、警備員だろうと犬だろうと自分らが同等の様に振る舞って、注意されればスマホのカメラを向けて煽って対抗する方がストリートだって?カルチャーがなんだって?まぁもうちょい聞いてくれよ。今回は少し真面目に話すから。 話が少し変わってスタイルの話になるけど、この話が出てきてよく例に出されるのはアメリカの東西の分け方。いわゆるイーストコーストかウェストコーストかの違い。ここではあくまで例として東西のみに焦点を当てるけど、もちろんスタイルはそんな簡単に分類出来るものじゃないことはわかってる。そもそもなんだよ、イーストだウェストだって感じだけど、BMXに限らず、ヒップホップとかでも一応それなりに同じ考えで分類が出来るところが面白い。もちろん全てがこの法則に当てはまっているわけではないけどね。正解でもない。 簡単に説明するとイーストコーストはどこかシンプルでありながらストリートに対する主張が激しい。BMXでいうとニュージャージーとニューヨーク周辺で活動するアニマル周りが代表的な例かな。単純に技で魅せるというより、スポットであったり都会ならではの酷な環境化を逆手に取りストリートを主張する。イーストコーストは過酷な冬を毎年乗り越えなきゃいけないことも関係しているんだろう。 ヒップホップの原点はニューヨークのブロンクスという地域で生まれたといわれている。つまりイーストコーストが発祥の地だ。イーストコーストのヒップホップはライフスタイルや出身地、犯罪、社会情勢、などをテーマにすることが多い傾向にある。アーティストでいうとNas、The Notorious B.I.G、Gangstarr、Jay-Zなどなど。スタイルは違えど曲作りもどこかシンプルなものが多い気がする。 一方でウェストコーストはロサンゼルスやカルフォルニアといった年中最高の気候の中でスキルを磨き込み、ファッションの発信源でもあるが故か洒落込んだブランドを身に纏いシーンの最前線を牽引するイメージ。BMXでいうとFITやCULT、STRANGERといったブランドあたり。完璧な気候と数々のスケートパーク、チルに乗れる環境下でスキルを磨き続ける。ライダーからしたら天国と言っても過言ではない環境だろう。 ヒップホップでいうウェストコーストの代表的なアーティストはDr.Dre、Snoop Doggy Dogg、2 Pac、だろうか。歌詞は警察に対しての批判や政治に対する文句が多いかな?イーストコーストとの大きな違いは曲調もポップで洒落込んだものが多く、トラックも電子音やトークボックスが多用される技術を駆使したような楽曲が特徴的だ。 ヒップホップに関してはあまり詳しくないが、なんとなく知っているだけでもBMXのスタイルに同じところが多く見られるのは気のせい?まぁここで音楽のお話をしてもしょうがないからBMXのスタイルに話を戻すと、なぜ大きくスタイルの違いが東西で出てきているのか。偶然?流行り?本当にそうだろうか。 そもそも「スタイル」ってなんだよ。 「反復する生活から生まれるもの」 イーストコーストといえば大都会、ビルが敷き詰められ、欲望を抱き忙しなく交差する人々、様々な私情、他人の事を考える余裕などないそんな街。東京と似てるなって思う部分も多いけど、正直生きてる上でのストレスはすごい。街中でヤカラやババアが怒鳴ってることなんてしょっちゅうある。そんな奴らの恰好の的になるのが道端にいる弱者、おれらだ。BMXを持って座ってるだけで通報されるなんてこともある。そりゃ年柄年中交通安全運動状態になるわけだ。そうなると撮影に何時間もかけてる暇はない。そんな酷な環境下に適応するにはどうしても削らなければいけない部分が出てくる。つまりやり続けたければ前回に話したような対策を必然的にとらないといけなくなる。 もちろんストリートである以上はウェストコーストが楽に乗れる場所とは思わないが、乗る環境としては少なからずイーストコーストよりはマシだろう。その分スキルを持ったライダーがうじゃうじゃいるけどね。スタイルはどちらがカッコいいかとか正解とかではない。その環境下を大きくも小さくも如何に考えた上で行動しているか、如何にその生活リズムを反復し続けるかだ。そしてそれがいつしか他人からスタイルと言われるようになっていき、カルチャーとして輪の外に受け入れられるようになっていくんじゃないか。 今回は季節柄を踏まえて秋の交通安全運動を機に、弁えた、そして環境に合わせ流ことによって、いずれはスタイルになりカルチャーが生まれるんじゃない?というめちゃくちゃな考えを提示してみた。 悪い言い方かもしれないけど一歩輪の外を出ればストリートライダーはどう足掻いても汚い路上のドブネズミだ。それでも好きでやるからならドブネズミなりの知恵を付けて行動を弁えた上でストリートを這いずり回り続けろ。そして絶対に止めるな。ただ罠にハマったらお前の負けだ。どうやっても捕まえられない、そもそも奴らに気がつかれもしないドブネズミがいたらきっとそいつはドブネズミ界ではトップスターだぜ?そして極めればいずれはドブネズミ界の外でもトップスターになれる?かもね。 秋の交通安全運動から紐解く都市とスタイルの関係性 [上巻]はコチラから

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秋の交通安全運動から紐解く都市とスタイルの関係性 [上巻]

最近、いや昔からだけど、何かとモトブンカ放送や巷で話題になるスタイルの話。今回は秋の季節ということで「秋の交通安全運動」から考える「スタイル」について書いてみた。 [下巻]はコチラから 秋の交通安全運動 期間:9月21日(火)から30日(木)までの10日間[交通事故死ゼロを目指す日 9月30日(木)] 主催:内閣府、警察庁等10府省庁、都道府県、市区町村、関係13団体 全国重点 ・子供と高齢者を始めとする歩行者の安全の確保 ・夕暮れ時と夜間の事故防止と歩行者等の保護など安全運転意識の向上 ・自転車の安全確保と交通ルール遵守の徹底 ・飲酒運転等の悪質・危険な運転の根絶 警視庁のHPから抜粋 あまり知られてないけど警視庁のホームページに概要が書いてあるんだよね。今回は「自転車の安全確保と交通ルール遵守の徹底」が重点項目にあるね。でもありがたい、まんまと教えてくれるなんて。へへへ。まさか先生が「ここテストに出るからね」って教えてくれてるのにも関わらずわざとそこを勉強しないでテストに挑むバカはいないよな? そもそも警戒レベルMAXに引き上がるこの期間に乗らなきゃいいって話だけど、わかるよ、そこはオレも同じ。んなこたぁーシカトして乗るっしょ!ただこっちは生きるか死ぬかだ。そんな安易餌食になるわけにはいかない。 ってことで、今回は特別に対策方法を教えちゃお! 奴らにはぜってー秘密だからな! ・対策レベル1 まずは一番簡単でありながら一番効果のある対策だ。 自転車乗りの良い子ちゃんアピールアイテム、そう、前後ライトを付けろ!前後というのがポイント。前だけじゃまだまだ隙がある。奴らは闇雲にバイシクルを止めているわけじゃない。絶対にキッカケがあるはずだ。その中で遠くからでも一目瞭然である無灯火は一番のキッカケになる。街を走っていて声をかけられた時点でメタルギアでいう「!」状態だ。ただ残念ながらこちらにはスタングレネードもチャフグレネードもない。まずは最善を尽くして「!」が出ないようにしろ! ※対策レベル1でほぼ完璧なまでのカモフラージュを咬ませるが、一段上に行きたいそこのあなたは下記の対策も試してみよう! ・対策レベル2 街にある犬小屋の位置を全て把握しろ。 は?何言ってんの?って感じだが、実際にやってみてわかったことだ。一気にレベルが上がるが驚くほどスムーズにミッションを遂行することができる。犬小屋だけあって高確率で奴らがいることは猫だってわかる。その周辺も散歩帰りの犬に遭遇する確率が一気に高くなる。なんだったら奴らが待ち伏せに使う交差点もいくつかあるはずだ。それらを全て頭の地図に叩き込め。こちとら時間はない。犬小屋があるからそこだけ自転車を降りて歩くとか、かといってリスクを背負ってとぼけた顔で横切るのもあまり利口ではない。だったら犬小屋の前を通らなければいい。単純なことだ。スポットを覚えると同時にどこに犬小屋があって、どう避けながらスポットに辿り着けるかを考えればいいまでだ。 ・対策レベル3 ここまでくるともはや殺し屋レベルだ。 スポットの警備員の巡回、犬の散歩時刻を事前調査しろ。 このビルはテッペンを過ぎれば警備員はいなくなる、深夜2時くらいにこの辺でよく犬が散歩しているなど、自分のいる環境下を理解して任務を遂行するんだ。どうしても警備レベルが高いスポットで撮影するならば、リミットを決めろ。30分、いや、15分。リミット切れになったらメイクしていなくても退散だ。今回はお前の負け。ただ見つかってはいないから次回のチャンスが残されているだろう。当たって砕けろ作戦で出てきたら応戦はそれこそ殺し屋のやることだ。 ・対策レベルMAX(最終手段) これはかなり危険が伴う上に、成功率が著しく低い。 ただ何回か成功例は見たことがある。これは作戦とか理論とかの話じゃない。 ジャパニーズスーパーソーリー通称「土下座」や「遥々遠くからこのためだけに来たんですぅ〜泣」など相手の情に訴え「お願い、あと1回だけ…。」っとインスタグラマーばりの上目遣いでお願いをする、つまり「交渉」だ。…

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[Riders Column] PROPS”MEGATOUR 3″の出演、その後の話

BMXライダーがリレー形式でお届けするライダーズコラム。田島からのバトンを受け取ったSHINさんがお届けします。 初めてまして!SHINです。この度は前回の田島くんからバトンを頂き、光栄です。ありがとうございます!数ヶ月前に名古屋から東静岡に越して、現在は東静岡スケートパークでアルバイトをしながらBMXに乗っています。ぜひ、パークに遊びに来て下さいねぇ♪ 今回は、2000年初頭まだネットが発達していない時代のBMX映像メディア”PROPS”。そのビデオシリーズであるメガツアーに出演して感じたこと、その後について書いてみました。 アメリカに行き、メガツアーに参加して本場のプロライダー達と一緒にツアーする、そんな夢のような時間を終えて帰国したのですが、待っていたのは借金生活。 2000年に小牧市で開業したBMX Shop Ac companyの経営のが行き詰まり、閉店する事に…。同時期に第二子の生まれたのもあって、サラリーマン人生が始まり、今年脱サラして現在に至ります。 振り返ると、自分としてはライダーとして大した事も成せず、残したものないかと。自分の才能に限界を感じて、世界の壁みたいな部分を見た気もします。日々の日常がアメリカにあるなら、少しずつ歩み寄れるのですが、当時の日本の環境を考えると厳しい現実でした。アメリカで感じたことは、固定概念を無くしてオリジナルであること。それが自分にとって必要な事だと感じて、オリジナルを追求する乗り方へと変化して行きました。  最高にクールな乗り込み方法を考えていたら…こんな感じに。。 膝タイヤを挟んで逆立ち。からの2点倒立。こちらはフラットランドの大会にて これは、お二人が2千円ずつ手にしていて、ドロップ中に抱え込みノーハンドが意図するシチュエーションです。ノーハンドは自身にはスキル不足で、オリジナルの変形キャンディバーライド(ハイジ)で賞金GETは成功した感じですが、ランディング出来ずにやぶちこけました。賞金は返さなくて良いと言う事で、結局写真まで頂きました。 Monster Street Seriesにて トリックを3つに分解して、入り、技、戻り。技の部分だけを楽しくて続けていたら、他の技と繋がって入って戻れたなんてことも良くある。BMXアルアルで無駄は無いんです。自分のコラムはこんな感じで終わりにして、私生活がバタバタでコラムバトン貰ってから時間かかってしまってすいません。次のバトンはオマセくんにお渡ししたいと思います。

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