お疲れ様です!編集長の大輔です。
すっかり寒くなってきましたね🥶皆さんいかがお過ごしでしょうか?!
最近のMOTO-BUNKA的ビックニュースといえば、DIG BMXとのコラボレーション企画!コラボTシャツのリリースに合わせてMOTO-BUNKA 5 YEAR BOOKで掲載したDIG BMX編集長のインタビューをオンライン公開しています。
まだご覧になってない方は合わせてチェック!https://motobunka.com/dig-bmx-will-smyth-special-edition-5yearbook-japanese-ver/
そしてそしてDIG BMXのことを振り返っていく中で、今から8年前、2017年に回答した未公開インタビュー記事の下書きを見つけました。僕たちの歴史を遡るという意味で特別に公開しちゃいます。合わせてチェックしてみてください;)
「いつかDIG BMXに取り上げてもらいたい」BMXを始めた頃から、ずっとそんな思いを抱いていました。当時からひたすらBMXと向き合い、映像を撮っては編集を繰り返す日々。
そして2014年に念願叶って、DIG BMXが「ほりえぐみ」の1st HORIVIDEOビデオを取り扱ってくれたのです。それから立て続けに映像をリリース。「ほりえぐみ」のクルーとしての知名度も上がってきたタイミングでDIG BMXからインタビューのオファーがあったのですが、ちょうどその時に「ほりえぐみ」が解散してしまったんです。そのお蔵入りとなったほりえぐみインタビューのことをコラボリリースをきっかけに思い出しましたので公開します!↓
DIG BMX:僕たちは以前からHORIEGUMIの活動の大ファンです。どのように始まったのか、また名前の由来を教えてください。
僕(Daisuke)とユウミ(Yumingrow)が出会ったのは、5年前の愛媛県・堀江海岸でした。それから一緒に行動するようになり、翌年の夏にユウミが「クルーを作りたい」と言い出したのがHORIEGUMI誕生のきっかけです。
当時ユウミは15歳。BMXを始めたばかりでしたが、すでにクリエイティブでテクニカルなライディングをしていました。彼のライディングを見ているうちに映像を撮りたいと思い立ち、中古のSONY TRV900を買って、海沿いや街中でスポットを探しながら撮影を始めました。機材も知識もなく、周りにライダーもほとんどいない環境でしたが、2人で試行錯誤しながら作った最初の作品が “HORIVIDEO” です。
その後、堀江ローカルの仲間を撮ったり、ユウミのインタビューやツアー映像を制作してシリーズ化しました。
現在は拠点を愛媛から東京へ移し、MonsterやFITBIKE、MERRITT、ANIMALなどのBMXの映像制作も行っています。
「HORIE」は堀江海岸の名前、「GUMI」は日本語で“組”を意味します。
自分たちが日本人であること、そして日本から世界に発信していることを表したくて、あえて日本語の名にしました。
DIG BMX:所属メンバーについて教えて(以下2017年当時のインタビューです)
メインメンバーは、僕(Daisuke Shiraishi)、Yumi Tsukuda、Nobuhiro “Pegy” Masuda、Kazuei “OSOMATSU” Oimatsuの4人です。僕とユウミが初期メンバーで、PegyとOSOMATSUは東京に来てから加入しました。
Pegyは英語も堪能で、撮影から編集までこなすマルチプレイヤー。彼の加入によって映像制作の幅が一気に広がりました。
OSOMATSUは富山在住のライダーで、普段は穏やかですが、BMXに乗ると一変してストリートを攻める姿が印象的な若手です。
また、オフィシャルスタッフとしてAkira “TKO” Takaoが在籍していて、撮影時のアルコール類の調達を一手に担ってくれています(笑)。
DIG BMX:作品づくりのインスピレーション源は?デザインは誰が担当していますか?
BMXを始めた当初からスケーターの人たちを一緒に遊ぶことが多かったので、スケーターの友人が教えてくれた日本のスケートボードビデオから影響を受けています。
「FESN」の作品など、代表的なスケートビデオなどをYouTubeで調べて、撮影のアングルやリズム感、編集の構成を研究しました。その流れもあって、TRVやVXといった4:3画角のカメラを使い続けています。
アパレルは昨年からスタートしました。僕とユウミで「自分たちが本当に欲しいもの」をテーマに企画し、Tシャツやスウェット、バッグなどを展開しています。デザインは僕が担当することもありますが、ペインターの兄、NYの友人レイちゃん、AnimalのBrendon Reithにも参加してもらっています。今年も新しいプロダクトをいくつか発表予定です。
DIG BMX:企画ものとかドキュメプリントメディアにも進出されていますね。雑誌やZINEの未来をどう見ていますか?
昨年末の台湾ツアーでは、フォトグラファーでありライダーでもあるHikaru Funyuが撮影してくれた写真をまとめてZINEを制作しました。彼の写真はどれもストリートのリアリティを感じさせる素晴らしい作品ばかりなので、ぜひ多くの人に手に取ってほしいです。
今後、ZINEや雑誌はむしろ価値が上がっていくと思っています。情報が溢れすぎた時代だからこそ、セレクトされたコンテンツに価値があると思います。Instagramの活用も大事ですが、“ZINEでしか得られない感覚”を残すことも同じくらい大切だと考えています。
DIG BMX:日本でストリートライディングはどう成長している?
ここ数年で若手ライダーがかなり増えてきたと感じます。それぞれが自分のスタイルを模索していて、トリックの技術を突き詰めるタイプもいれば、雰囲気や映像表現を重視するタイプもいる。それぞれが個性を出し始めていて、シーン全体がより多様で面白くなっていると思います。
DIG BMX:海外ツアーの予定はありますか?
昨年はNYと台湾を回りましたが、今年の夏はヨーロッパを予定しています。行きたい国はたくさんありますが、今回はバルセロナとベルギーを中心に回る予定です。特にベルギーには、日本に何度も来てくれているKENZOが住んでいるので、再会をとても楽しみにしています。
DIG BMX:今年(2017年)の予定を教えてください。DVD制作の話も聞きたいです。
まずひとつは、昨年撮影した国内ツアー映像をまとめたDVDを制作中です。総勢13名でOSOMATSUの地元・富山に行き、4日間かけて街やスポットを巡りました。この「HORITOUR」を一本の作品として仕上げ、オンライン限定でリリース予定です。
そしてもう一つが、2015年から撮りためてきた“HORIVIDEO”シリーズの集大成としてのDVD化。
NYや台湾での撮影はすべてこのためでした。
メインの4人に加えて、国内外の仲間たちNYで出会ったEast Coastライダー、HORIHOUSEに滞在した海外ライダーなどが出演します。
僕たちはスキルの高さよりも、クリエイティビティを重視しています。
それが人と人をつなぎ、新しい表現を生み出す原動力だと思っています。
トレーラーも順次公開予定なので、ぜひ楽しみにしていてください。

