今回はイギリスのGlasgow（グラスゴウ）を拠点に雑誌を作り続け、今や世界を代表するBMXメディアの一つとなった「DIG BMX」30周年を記念して作られた映像のご紹介。
この映像はDIGのフォトグラファーとして働くFred Murray（フレッド・マーレー）のインタビューを通し、歴史を振り返る内容になっていますが、編集や素材撮りにもかなり拘っていて、本当にカッコいいです。彼の生い立ちから始まり、DIGで働くようになったキッカケ、彼もローカルとするGlasgowでの出来事を振り返りながら30周の軌跡を辿ります。
10代の頃にBMXと写真が好きで腕にDIGのタトゥーを入れたFredがスケートパークで乗っていたある日、DIGの社長であるWill Smyth（ウィル・スミス）と出会います。その1ヶ月後、Willから一本の電話が。当時、メインフォトグラファーとして活躍していたRicky Adam（リッキー・アダム）がパスポートをなくし、同行しなければいけないヨーロッパツアーに行けないとのこと。Rickyの代わりにツアーに同行してくれと言われたのがキッカケでFredはDIGのフォトグラファーとして働き始めます。これを期に彼はGlasgowを拠点に世界中のライダーを撮ることになったのです。
腕に入れたDIGのタトゥーはこれ以上ない最高の履歴書になったと当時を振り返る。
僕もABOVE BELOW（アバヴ・ビロウ）のジャパンツアー時に彼に会ったことがありますが、本当にいい人で、人当たりの良さ、フィルマーやフォトグラファーに必須となるフットワークの軽さはもちろん、写真もめちゃくちゃカッコいいので、ぜひ、覚えておいてほしいBMX裏方界のレジェンドの一人です。
Denim Cox（デニム・コックス）やReed Stark（リード・スターク）なども交えた見応えのあるドキュメンタリー映像なので、ぜひ、視聴してみてください。
