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右往左往、次のトレンドは? Part 5

  • 投稿カテゴリー:MB-STAFF
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ペグです。ペギーです。

やっと、更新。遅くてごめんなさい。

今回は2012年からのトレンド!読み返したら「西海岸の逆襲」とか言ってます。
パート1パート2パート3パート4はそれぞれコチラからどうぞ。

この頃といえばTHE COME UPですね。
もはや知らない世代もいると思うので、一応説明します。時が経つのは早いです。

THE COME UPはAdam 22(意外にもニューヨーク出身)がLAで立ち上げた、次世代BMXメディアです。今までにあったようなRIDE BMXやDIG BMXとは違い、完全なオンラインメディア。雑誌などは一切作らないスタイルでした。ブログ形式で世界中の「今イケてる」映像を毎日投稿しているようなまとめサイトのようなイメージ。(単純だけど名前にBMXが入ってないところにAdamのセンスを感じます)VLOGや今主流のポッドキャストスタイルのインタビュー映像配信をBMX界でいち早く導入したのも彼だった思います。今でもよく見る?もはや古い?「BMX VS 警察」みたいなタイトルを付けて炎上させるのを始めたのも彼です。本当に世を見極め、先端を行っていたと思います。

音楽でいえば西海岸のダークトラップ?が流行り出したのもこの頃なのかな。とにかく、気怠そうに煙たそうに歌うやつです。音楽も西海岸がトレンド。この時期を境に西海岸が完全にBMXでもトレンドとなります。

前回に書いた通り、世はWEBビデオ全盛期時代。1日に何本もブランドやプロライダー、世界各地のローカル、大会やJAM映像が次々にリリースされる時代でした。そんな散らばった情報を一箇所に集め始めたのがTHE COME UPでした。同時にON SOME SHITというブランドも同じクルーで立ち上げ、LAの最前線ライダーを囲い、新時代を気付き上げていきます。

Adamは発信の上手さもそうですが、ライダーのプロデュースも抜群に上手かったと思います。今も引き継がれるLAスタイルは彼らが筆頭に作ったと言っても過言ではありません。当時の最前線ライダーといえばStevie Charchile、Brandon Begin、Sean Ricanyかな?もちろんDEADLINEやCOMMON CREWなど他にも沢山いますが、彼らがトレンドを引っ張っていた記憶です。

技でいえばトラックドライバーとかノーズマニュアルとかグラインドコンボが主流。今でもそうですね。この時期からバースピンとテールウィップをブンブン回す現代のテクニカルスタイルが確立していきます。

一方、東海岸では…

困ったくらいに違いますね(笑)
でも、どっちがいい、すごいとかではなく、この違いが私は結構好きでした。西と東で更にスタイルが極端に分かれた感じがあり、BMXに「文化」が確実に生まれている感じがありました。今では東海岸は少し衰退している気がしますが、この頃は西海岸に負けじと勢いがあり2極のスタイルが堪りませんでした。

NIKE 6.0が登場したのもこの頃かな?NIKE SBが爆発する前進?スニーカーに興味がないのでわかりませんが、スケートボードはもちろん、BMX、サーフィン、などのアクションスポーツを囲んだラインでした。BMXのプロライダーのシグネチャーシューズもありましたね。NIKEがBMXをフルサポートしていた最後の時期でもあります。

正直、自分は完全にはこの世代ではないので、シーンを追えていたかというと少し疑問があります。現在20代半ばくらいの世代がドンピシャの世代かな?とにかく情報量が多くなってきた時期でもあり、毎日のようにTHE COME UPを見て好きな映像だけ選んで見ていた贅沢な時代でした。見ていない映像もたくさんあったと思います。それぐらい映像に溢れていました。とにかく映像が多い時代。紹介しきれないのもそうですが、ここら辺から次世代感があり、おじさんが付いていけなくなります。

そして世はインスタグラムの時代へ…
次回は2016年くらいかな?

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