You are currently viewing Brandon Begin – Pro Part Q&A via OurBMX

Brandon Begin – Pro Part Q&A via OurBMX

先日たまたま観たBrandon BeginのOurBMX Pro PartのQ&Aが上がってたので、俺風にざっくり翻訳しました。

Beginね、すごいかっこいいと思ってたけどいまいち好きなライダー欄には載らない(載せたい)ライダーの一人で、今回翻訳してたら本人と話してるような感覚に陥っちゃって、勝手に友達になった気分。(笑)

Photo:Jeff Zielinski

Despite how proficient Brandon Begin is at churning out video footage, you rarely, if ever, get the opportunity to learn much of his opinions and perspectives on the subject. Well, it only took a month since the release of his OurBMX Pro Part, but just like the video, his Q&A was worth the wait. -Jeff-

Brandonはこれまでにも映像をたくさん出してきたけど、インタビューとかで彼の考え方とか感性を知れる機会は滅多にないし、今回”OurBMX Pro Part”をリリースしてからまだ1ヶ月しか経ってないけど、映像同様、待った甲斐はあるかな

今回の映像で今までと違ったり面白かったことってある?

長い期間をかけて、今まで出したパートよりはもっと気楽な感じで、いつもとは違った形で見せられたかなと。
自分でも良いなって思うのはやっぱり、自分と周りの変化が色々感じられることかな。
住む環境が変わったりスポンサーが変わったり、スポットだって無くなったのもあれば新しくできたものも。

これまでに今回の映像くらい時間をかけたことってある?そんなに長く続けられる理由は?

OSSから出した”On Everything part”も結構時間かかったかな。とは言っても2年くらいだけどね。
今回こんなに時間をかけられたのは、他にもやらなきゃいけないことがあったから特にストレスを感じたりすることもなく、ゆったりと撮れたからかな。
自分のライディングの全てをぶつけたかったし、飽きやすい性分だけどこれだけ時間をかけられたから、今までよりバラエティに富んだ感じになってると思う。
古いクリップなんか4年くらい前だし、その時と比べたら全然違うライダーになってるね。

Photo:Jeff Zielinski

今までもCULTから映像たくさん出してきたと思うけど、今後もまだまだ出す予定らしいね。
今までこんなに忙しかったことってある?
どういう気持ちでそれぞれのプロジェクトに臨んでる?

今が人生で一番忙しいのは確かだけど、もちろん文句はないよ。
歳をとってくとだんだんInstagramやSNSがくだらなく思えてきて、最新の50個の投稿に埋もれない、どれだけ時が経っても観られるような本物の映像に注力することが大事だなって思う。
Edwinに言われた「自分のライディングをみんなに渇望させるように」って言葉が凄い心に響いてて、自分も子供の頃好きなライダーのパートを1年も2年も待ってたし、それがその人の映像に永遠性と満足感っていう価値を与えてるんだと思う。
最近ではもう彼らのパートでやってた事なんて誰でも出来るし、Instagramで全部見れちゃうからぶっちゃけ飽きちゃう。
良いものは多すぎても、そもそも自分がBMXを好きになった魅力まで奪われるような気がして。

今回の映像は前に出したCULTの最新の映像に続く傑作だけど、最近リリースしたものに比べて何か思うことはある?

このPro Partは今までの自分の映像と比べたら割とゆったりとはしてるけど、どの映像もいつも同じ気持ちで臨んでるよ。
全部が全部Bangerである必要はないし、少し考える必要のある小さいスポットでのトリックでもCrazyなものと同様に価値があると思う。
さっきも言ったように、これだけ時間をかけてるとライディングでの自分の色々な面が見えてくるから、タイプの違う自分を5人くらい観てる感じだよ。
でもその5人は各々ちゃんと成り立ってて、この数年での自分の成長を感じられて良かった。

Photo:Jeff Zielinski

あの強烈なパートに続いて今回のゆるいパートはどうなの?って思う人もいると思うけど、どう?

ぶっちゃけそれは嬉しいかな。前にも言ったように、小さいとか簡単だからとか危険度低いからって過小評価はするべきじゃないと思う。みんな”ヤバイ”映像を撮ろうと囚われてるけど、面白いスポットの使い方とか新しい動きも、アップレールでのドデカいフライアウトとかマニュアルで繋げた10個のコンボトリックなんかと同じくらい評価されるべきだと思う。でもそんなのやってる人は十分いるし、もう必要ないよね(笑)

大体のコメントは好印象な感じだったけど、中には余り物で作られたとか、時間がかかってる分もっと期待してたとか、多少荒れてたけどどう?

今までのどの映像よりも誇りに思ってるよ。クリップの難易度=良さではないと思ってるし、3時間かかる普通のラインよりもFirst Tryで起きることの方が面白かったりするよね。
こんだけ時間をかけてると自分の新しい面も見えるし、物事に対する考え方も変わるから、常にクレイジーなものを見つけたらその時撮影するのが大事だと思うよ。
この映像はタイムカプセルみたいなものと思ってる。将来これを見返せることが嬉しいし、今まで夢中になってたことが少しずつ詰まってるわけだからね。

今回の映像について、最近自分が出した物と比べてどう思う?

ほとんどのクリップがあまり計画したりせず自然にできたものかな。
カメラがあってもなくても、普段どんな感じで乗ってるかを知ってもらえると思う。

Photo:Jeff Zielinski

お気に入りのクリップはある?

ジェシー・オーエンスのレールでやったDusterかな。どうにか4ペグで出来ないかって何年も考えてたから、出来たときは本当に嬉しかったよ。何度か失敗したけど、あのレールは完璧過ぎて見逃せなかったね。
目の前で魚眼かまえてるJeffを見たら怖さもなくなったよ(笑)

Photo:Jeff Zielinski

自分にとってビデオパートの撮影とは?

その時の自分の状態を記録するのに良い方法だと思う。服装とか技のチョイスだったりスポットの使い方とか。
自分が感じることは常に進化しているし、見返せばその時の自分が何を思ってたとか振り返れて面白いね。
最近はスポット探しにもマンネリ化してたから、昔の自分を振り返って新しい見方ができたかな。

今はハリウッドの中心地に住んでるらしいけど、シーンはどんな感じ?
チャリありでもなしでも。

最初越してきた時よりシーンは小さくなってきてるかな。個人的に喧騒な都市に身を置いておきたい派だから、カリフォルニアの他の地域に住むことは考えられない。
ロングビーチに数年住んでたけど、正直街の小ささにまいってたよ。
LAは常に周りで色々な事が起きていていつもワクワクさせられるよ。誰にでも当てはまる訳じゃないけど、僕にはぴったりだね。

みんながスポットと思わないような場所で考え抜かれたオリジナルトリックをすることに長けているように思えるけど、それは自然にでてくるの?それとも結構努力してる?

少なくとも今は自然にそうなってるかな。昔はトリックを練習するのに集中してたけど、今はもう流行に乗り遅れないようにするのも疲れちゃって、今できることを組み合わせていくようにしてるよ。もう個人的についていけないから、自分の道を見つけてそこに留まってるね(笑)
僕にとってスポットライディングはアートみたいなものだし、東海岸出身ていうのが乗り方にかなり影響はしてるかな。
ストリートにはスケートパークみたいなセットアップはないから尚更、クリエイティブ性が重要になってくると思う。

Photo:Jeff Zielinski

自分の事を棚に上げて服装のことをとやかく言いたい訳じゃないんだけど、ここ数年でかなり服装が変わってるのがこのビデオ観ると感じられるよね。影響を受けたファッションなんか、ある?

全然大丈夫、この映像観てると6人くらい違う人が映ってるんじゃないって思うけど、別に悪いこととは思ってないよ。
コネチカットからカリフォルニアに移ったことで若い頃は意識してなかった色々な新しいことに目がいくようになって、自分のスタイルが変化していった数年間だった。OSS houseに住んでた頃はよくラップを聞いてたし、チャリ以外のことにも凄い興味があったから結構服装はうるさくてまとまりがなかったね。しかもクソ貧乏だったし、もらえる服はなんでも着て〜みたいな感じだったよ。
今はもう少し落ち着いて、大体いつも同じような格好してるよ。

なんの撮影もしてない時ってある?
また、飽き飽きしてきたりスポット全然見つけられなかったりアイデア浮かばなかったりとかする?

正直、この2,3年はなんの撮影もしてないって時はなかったかな。だから、今年は少しゆっくりできるんじゃないかな。
だけどもう既に何か新しいことをしたくてウズウズし始めたよ。ビデオパートの撮影は1番やりがいのある事だし、ずっと撮影があったって全然平気。
年末にまたOSSからパートがでるから楽しみにしてて。

あなたにとってインスピレーションとかモチベーションを与えてくれるライダーは誰?そして、なぜ?

大体は昔のライダー、映像から影響を受けているよ。
最近はみんな同じ事ばっかしてるし正直共感はしてないかな。それよりも、子供の頃に観てたものとかそもそも自分がどういう乗り方をしたいのかをハッキリ教えてくれる映像が観たい。時代を越えて愛されるライディングはいつになってもトップであり続けるだろうね。

他にも何か撮影してるの?

もういくつかパートを撮っていて、年末までにリリース出来ればいいなと思っているよ。
なんでこんなに撮影することになってるのかも分からないけど、不満は別にないよ。
この1年はかなり忙しかったし、普通の生活に戻れるのはいいね。
それに、パンデミックも徐々に落ち着いて色々と再開されるし、また旅に出られるのが楽しみ。

他に何か言っておきたい事はある?

とにかく、サポートしてくれてるみんなに感謝してる。CultのRobbie,MerrittのMikeとSeanそれにOSSのPhil.
KushfaceのAddisonにVANSのColinに感謝してる。

https://www.youtube.com/watch?v=NDyKwJ1eGdQ