足に埋め込んでた金属プレートからもついに解放され、もう少しの辛抱でまともに乗れるかなって頃合いにやってきた、チャリの映像を見返す衝動をつづります。
俺は個人的に、Dan LaceyやBruno Hoffmannの少し前の映像を見返したりします。世代的にも好み的にもずっと見てきた人達なので、何か好きな映像を挙げろと言われたら迷うことなく出てきます。きっと自分はこの先ずっとこんな感じで乗っていくんだろうなと、そう気付く時まではずっとこの人たちのケツを追っかけてきましたので。
乗る前は必ずこの映像を観てモチベーションをあげるんだ、今日こそLaceyみたいな360をするんだ、そう意気込んでチャリにまたがると絶望するあれですけどまぁだんだんと、別に360なんかしなくても良いんだって諦めたり、いつまでも人のケツを追っていても仕方ないなと気付いてしまい、徐々にその習慣は失われていく訳ですね。
でも忘れた頃に見返すとやはりあの頃の気持ちが蘇る、それを生み出すライダーは本当にすごいなぁ。
その瞬間にしか出会えない条件のスポットで、その時の自分をぶつけて撮影に成功した、その感動は時がいくら流れても変わらないもので、それを観てきた人の気持ちも又、変わらないものですね。
たとえ憧れだった人たちが今は違う様だったり、自分の中の感性や価値観が変わってもその時の映像だけは変わらずそこにあって、それは記憶にも深く刻まれていていつでも引き出すことが出来るんです。
人の記憶に深く刻み込めるような、そんなライディングがしたいものです。