You are currently viewing 4ペグライダーが語るペグレスの魅力とは?

4ペグライダーが語るペグレスの魅力とは?

つい最近インスタをみていて、この人やっぱすげえなぁーって思ったのがSteven Hamilton(スティーブン・ハミルトン)。現役で乗ってはいるけど、一線を退いてからずいぶん経つから知らない人も多いかも。

ハミルトンといえば2004年に発売されたAnimal(アニマル)のDVD「Can I Eat?(キャン・アイ・イート?)」のパートが印象的。当時、間違いなくペグレスの可能性を広げたパートだ。それまでのペグレススタイルといえばウォールライドやトランスファー、ひねり技をメインとするスタイルが主流だったと思う。代表的なライダーでいうとRuben Alcantara(ルーベン・アルカンタラ)かな?もしかしたら彼が一番最初にペグレスの可能性を大きく広げたライダーかもしれない。もちろんハミルトンもそういった技が凄かったというのは言うまでもないが、レールや縁石、ステアなどのいわゆるストリートなスポットをノーズマニュアルやペダルグラインドなどを駆使して、ペグ付きライダーと同じ土俵でライディングをみせつけたところが衝撃的だった。

2007年ごろから、Ian Schwartz(イアン・シュワルツ)やBruce Crisman(ブルース・クリスマン)などがフリーコースターを取り入れた新たなペグレススタイルを確立。フリーコースターを活かしてペグレスのラインやペダルグラインドの幅を一気に広げていった。

とまぁ簡単にペグレスの歴史?を振り返ってみたが、何が言いたいかというと、あえてペグという武器を捨てて選択肢を減らしたのにも関わらず、ペグレスから生まれた新しいスタイルって意外と多いんじゃないかなっていう。

じゃあなんでペグレスから新しいスタイルが次々と生まれたの?

BMXに限らずの話だけど、ストリートで何かしらやってる人に「なんでストリートでやってるの?」と問いかけると、パークやコンテストなどとは違い「自由」だから、と答える人は多いと思う。確かにルールもなく、決まったフィールドもない。まさに制限がない状態。ただ制限がないことって逆に辛いことだったりする。なんでもありな分、何をやったらいいかわからなくなってしまうからね。逆に制限があると、その制限の中でどうしようか考え始めない?

前述に挙げたライダーたちは、自由であったからこそペグを付けないという決まりを自分理由付けて一種の制限を作りながらもその制限を打ち壊し、本当の意味での「自由」を表現したライダーたちなのかもしれない。

みんなの「自由」には自分で理由付けた制限やルールはありますか?