前回引き続き、今回も昨年のMOTO文化映画祭のレビュー編を書きます。まず前置きから
MOTO文化映画祭は、全国各地より応募されたBMX映像作品を10本選出し、映画館にて上映するビデオコンテストです。
ベストビデオ賞やクリエイティブ賞などの授賞式を行うBMXの映像祭典でもあります。
国内、海外を合わせた21名のMBFF公式審査員(インスタグラムにて公開)が全ての応募映像を視聴し投票。その総投票数をベースにノミネート作品は選出されてます。得票数の上位10本が映画館にて上映される仕組みなのです。
※今年からフラットランド部門がスタートしますのでの審査員の増員予定です
MOTO文化映画祭での審査に関してMBスタッフである僕とペギーは、一切審査に関わっておらず、純粋なる審査員の投票数をベースにノミネート作品を決定しております。
僕は、MOTO文化映画祭の審査員ではないので、いちBMXライダーとして、BMXの映像が大好きなファン的目線で昨年のノミネート作品の感想を書いていこうと思います。
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21名の審査員が全員投票した作品が2作品ありまして、1つはBEST VIDEO OF THE YAERに選ばれたHIGA BROS。そしてもう1つは同じく沖縄からのエントリーSHINSEI – NEVER KNOWS BESTでした。
惜しくもBEST VIDEOには選ばれなかったもの審査員からの評価が高かったSHINSEI – NEVER KNOWS BESTを紹介したいと思います。
まず、イントロがめちゃくちゃ長い!
1分くらいイントロあるのにBMXのライディング映像が全くでてこない(何の映像!?)なんだけども、思わず見入ってしまう世界観を作り込んでいたことに衝撃を受けましたし、開始数秒で彼らの映画祭に対する本気度が伝わってきました。イントロの作り込みは、他エントリー作品と大きく異なるポイントだったと思います。
完全オリジナルで作りこんだグラフィックなので細かいとこまでこだわっていて、BMXのフレームやハブが隕石になってVX衛星に衝突するとこはめちゃくちゃ面白かったし、UFOやダンスする宇宙人?意味不明な感じもSHINSEIらしさがあってとても良かったです。オリジナルのサウンドトラックもバッチリハマっていました。
この作品は、BMXはもちろん、グラフィティ、音楽、アートなど沖縄の若き才能による集大成といっても言い過ぎではないマスターピース。何回でも観たくなる!そんな作品だと思います。(BMXライダーなら最低でも8回は見てほしい!)
イントロだけでなく個性溢れるSHINSEIクルーのライディングにも注目して最後まで観てみてくださいね。シニヤッケー🔥
数年前、まだ高校生だったSHINSEIメンバーにインタビューもしていますので、こちらの過去記事も合わせてチェック。
SHINSEIの秘蔵っ子KOUGAの復帰にも期待!